ライターや一部サイト管理人にとって便利。でも別にライターもサイト管理もしてなければなければ特に便利さを感じないかもしれないツール。一応商売道具なんだしシェアウェアでもいいじゃん、それで作業時間が短くなるんだから。そんなツールを紹介します。という、誰の役に立つのかイマイチ分からないコーナーです。
第一弾はスクリーンキャプチャーソフト「Snagit」。国内で買うとマニュアル付きで8000円くらいしますが海外で買うと40ドルくらいです。国内版も日本語使えないっぽいので海外版でいいと思います。別にマニュアルないと使えないソフトでもないですし。
・・・さて、そもそもフリーでも多いスクリーンキャプチャーに、なぜシェアウェアを使わなくてはいけないのか。これが、この記事が誰の役に立つのかイマイチ分からない原因なんですが、ライターをしていると様々な設定でスクリーンキャプチャを使わなくてはならず、Snagitはこの点においてフリーソフトでは到達者がいない領域に達しているからなのです(ライターやサイト管理人以外の誰がそんなことに40ドルの価値を見いだすのかが謎です)。
「SSを撮影する」と言っても、ケースによって下記のような「差」があります。
エトセトラエトセトラ、というこうした設定変更を、キャプチャーソフトの設定画面で毎回弄るのは非常に面倒です。普通のキャプチャーソフトでは上記の様々な機能が網羅されていないことが多いですし、仮に網羅しているソフトがあっても毎回設定を変更するのは時間の無駄です。何度も書きますがライター以外の誰がこんな使い分けを必要とするのか謎ですが「使い分けが必要だ」と思うと優秀なソフトは少ないのです。
で、論より証拠というか僕のSnagitのSSです。
等倍表示
「My Profiles」に複数設定を保存することが出来る。考え方としてはそこらへんのダウンロードツールとIriaとIrvineの差に近いかもしれない。機能が少ないツールでは話にならないし、機能が多くても毎回設定を弄らなくてはいけないツールは面倒だし、設定を複数保存してワンクリックで切り替えられるからこそ「秀逸なツール」なのです。それと、これは個人的な話だけど僕はマウス派なのでというかファンクションキーやPrintScreenがない(Fn+数字キーがファンクションキーだったりする)HappyHackingKeyboardを使っているのでマウス操作前提のソフトが良かったりもするのです。
と、いうことでSnagitはライターやサイト管理人にとって便利。でも別にライターでもサイト管理人でもなければ特に便利さを感じないかもしれないツール。一応商売道具なんだしシェアウェアでもいいじゃん、それで作業時間が短くなるんだから。という、そんなツールなのです。
北欧産タブブラウザOperaが先日フリー化され「おお、これでOpera絡みの記事を書く機会が増えるに違いない」と思ったんですが全然増えないというか寧ろ全く来ないので書きたかったことをウェブの方に。おそらくこれが2005年最後の更新になります。2006年もよろしくお願いいたします。

個人的にフリー化される数ヶ月前からOperaをメインブラウザにしていたりして、しかしOperaなど(当サイトアクセスログUAベースで)シェア1%に過ぎない超マイナーブラウザ。一つの雑誌にライターが普通何人くらいいるものなのかイマイチ把握してませんが、Operaをメインブラウザにしているライターを抱えているPC雑誌なんて滅多にない、はずです。
だもんで、他誌を見ていて正直ぶっちゃけ思うけども、「Operaの特長」として挙げられる点がおかしい。早い話、今更マウスジェスチャーもないだろ、と(そんなんむしろ搭載されてないのがIEくらいしかないし、たしかにOperaのマウスジェスチャーは歴史が長いが、果たして現状で機能的に他ブラウザより高いのかと言われると・・・)。
・・・ということで、これは「雑誌用記事」とか「ウェブ用記事」にまだなり得ていない、その「ひな形」です。紙媒体で書くなら、この三点をどうにかして上手く具体的な話で繋げる方法を探すなぁ、というか。
Operaは複数ウェブページをタブとして一つのウインドウ内に表示するタブブラウザの一つですが、この基幹性能において非常に重要かつレアな機能を持っている。

例えば右はSleipnir2のオプションなんですけど、普通のタブブラウザでは、新しく開いたタブ(Sleipnir2オプションの「ウインドウ」は「タブ」の意味)をアクティブにするか否かはオプション内で設定する代物であり、オプション設定を変更しない限りその挙動は固定されている。右の設定を使う限り、リンク文字上の右クリックメニュー「新しいウインドウで開く」で開いたタブは常にアクティブになる訳です。

別にSleipnir2に限らず基本的にタブブラウザというのはそういう仕組みで、「○○な時の新規タブをアクティブにするか」というような設定項目の数が多い少ないの差こそあれ(右スクリーンショットはSylera2のオプション画面)、基本的に「新しいタブを開く場合にアクティブにするか否か」という挙動はオプションによって固定されている。

・・・で、右が僕のOperaのリンク文字上右クリックメニュー。そう、Operaは右クリックメニュー内で「新しいタブで開く訳だが、その新規タブをアクティブにするか否か」を毎回選択することができるのです(「現在のタブで開く」は別に普通に左クリックすればいいので右クリックメニューからは消してある)。

何故これが非常に重要な機能なのか、なるべく話を具体的にして説明すると右画像みたいな感じです。縦長のタブ1を読みながら途中のハイパーリンクを「背後の新しいタブで開く」によって非アクティブなタブ2〜4として「とりあえず」開いておく。タブ1を読み終わったら「このページも後で読み返すかもしれないし一応とっておこう」ということで次のページ5へのリンクを「アクティブな新しいタブで開く」によって開く。
同じ事を通常のブラウザでやったらどうなるか。
はっきり言って、Opera以外のブラウザは「タブブラウズ」という、タブブラウザが最もその機能を発揮すべき場所において十分な機能を持っていない。「新規タブをアクティブにするか否か」がオプションによって固定されている時点で、君の知っている「タブブラウズ」は残念ながらワンランク下のブラウジングなのだ。
・・・とりあえずIE系では(右クリックメニューをIEと共有している時点で)不可能なはずなんですが、Firefoxは拡張次第で可能になる気もしなくはない、のだが僕はFirefoxでこれをする方法をいまだに見つけられない。もしFirefoxでも拡張次第で可能な話だったら教えてくらはい。

Operaの右クリックメニューは設定ファイルの手動書き換えによって完全に制御可能な代物です。上にも書きましたが、僕は「現在のタブで開く」は別に普通に左クリックすればいいので右クリックメニューからは消してあります。そして「右クリックメニューカスタマイズ」というとIE系ユーザーはすぐに「Irvine」とか言い出す訳だけど、これがIEユーザーの発想なんだ(そしてOperaへのIrvineの組み込みは可能ですが正直IE系より面倒なので「OperaはIE系と同じ事をするのにヤケに手間がかかるんだなぁ」という印象を読者に与える記事になる)(のかもしれませんねあははー)(弱)。

最初の話をとても具体的に書いたのでこっちは「提示」だけで終わらすけど、例えば画像右クリックメニューに「この画像をIrfanViewで開く」を入れたり、ページ右クリックメニューに「このページをはてなアンテナに登録」を入れたりするのが非常に簡単なのです。
具体的には、設定ファイルで
Item, "Firefoxで開く"="Execute program,"C:\Program Files\Mozilla Firefox\firefox.exe","%u""
Item, "アンテナに登録"="Go to page, "http://a.hatena.ne.jp/tkx/add?mode=config&pageurl=%u""
といったように指定を行います。クリップボードへアクセスしたり、開いているページのURLを変数として任意のアプリケーションを実行したり任意のURLを開いたりすることができるので完全にアイディア次第です。「ダウンロードのためのOpera」でも「ニュース巡回のためのOpera」でも何でもいいですけど、テーマさえあれば、それに合わせて他ネットサービスや他ツールとの組み合わせによって、そのテーマ仕様な右クリックメニューを構築することができるでしょう。ここらへんの話はOpera.htmlさんの解説を読んでからOpera7 All Action in Japaneseを参考に。
以前データだけ取った比較表を。30個のタブを開いている時に、アクティブ以外のタブを全て閉じるのに必要な時間。実験環境はPentium4 3GHz + 1024MB。

こういう基幹部分の作り込みは現在だとSleipnir2>Opera>他ブラウザ、という感じです。実は起動時間比較も作ったんだけど紙媒体の方で書いたので割愛。そっちでもOpera結構強いですよ。
レンダリング速度に関しては実際に試してみてください。FirefoxユーザーはFireTuneとかFasterFoxとか使って通信周りを設定変更している場合が多いので
で適当なサイトを表示するのにかかった時間を比較すれば良いんじゃないかと(それがないと、おそらくFirefoxユーザーは「でもそれデフォ設定のFirefoxとの比較だろ?」ということでちゃんと見てくれないはず)。
と、いう、この三点が、一応Operaを数ヶ月メインブラウザとして使ってみた僕が「他ブラウザにはないOperaの長所」として挙げる点です。Opera未経験な方も、この三点に興味を感じられたら一度Operaを試してみて下さい。設定ファイルの手動書き換えを普通に行わなければならない、など基本的に中級者以上向けのブラウザですが、なかなかに弄り甲斐のあるソフトウェアですよ。