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2008年10月

LDRは「基本」ではない

RSSが米国大人ユーザーの11%にしか利用されていない件なんだけど

参考:メディア・パブ: RSSフィードの普及率は約1割止まり,リーダー利用はニッチだが情報流通には必須

……この件に関しては、上記記事のはてブでotsuneの人が書いている論点

フィードの使い道が「RSSリーダー」しか思い浮かばない人は想像力不足。機械にとってHTMLとフィードでは、どっちが扱いやすいか自明すぎる

というのが、僕の書きたいことと複雑に絡まる、と思われるものなので、とりあえず上記otsuneの人の論点は「無視」して話を進める(多分関係がある気がする話を書くんだが、その絡み方が複雑なので、という)。もしくは、「データの流れ」という構造において「セマンティック・ウェブ」とかよりも「下」の話をする、という言い方でも良いけど。


RSSは、その仕様上

  1. 貴方が登録したあるサイトの
  2. 記事一覧はこんな感じで
  3. 各記事の概要はこんな感じ

というインターフェイスを、自然な形としてRSSリーダーに提示する。

いわゆるメーラー型3ペインのローカルアプリケーションや、livedoor Readerなどのウェブアプリケーションは全て上記の「提示」に素直に従っている訳だけど、実のところ、このインターフェイス自体が、極めて狭い需要に対応するものであり、それ以外ではない。僕や君は、数百のサイトの記事をj/kで流し読みし、自分が読みたい記事だけを全文読むことを求めているけれど、そもそも、それ自体が「狭い」需要であり、そして、それでしかない、と。

……一応書いておくと、もちろんそれは「LDRは(例えば)11%の人間にとって素晴らしいサービスです」という意味であり、この記事にLDRを叩く意図は全くない。「それが11%である」という類の話であり、それ以外の何でもない、という、この点は予め。

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WEP瞬殺とNintendoDSの件

そもそもDSとWiiを持っていない(ゲームやらない)ので凄く専門外なんだけど、「WEPが瞬殺される件とWEPしか利用できないDS」というテーマで教えて君.netの記事を二本書きました。

WEP本格死亡の日が近い?DSの運命はどうなる……? :教えて君.net

WEPが瞬殺されてもMACアドレス制限で安全になるんじゃないの? :教えて君.net

個人的には、WEPは「DSを利用している間のみ有効にするネットワーク」として利用すべきなんじゃないかと思っている。つまり、WEPなネットワークを提供するハードウェアには、「それの有効/無効切り替え」という機能があるべき(そしてDSを使うときに手軽に切り替えられるべき)なんだ。

と、いうことで、

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画像を「ぶっこ抜く」ための

画像ぶっこ抜き.in」なんだけど、何かmixiで公開されていた開発日記ぽいのを超斜め読みしたら、「ページの本文を探して、そこの中の画像を抽出するにはどうしたら良いか」「それ難しいよね」とかいう会話がなされていたんだが、そんなことをする必要はないんじゃないか?と思う。


「本文の部分を抽出する」というのは、ここでは省略するが、たしかに重要なテーマだ。が、「画像」に関しては別に不要だ。なぜなら、「欲しい画像を抽出する」というテーマでは

  • 2ちゃんねる画像スレまとめブログの記事ページ
  • リアディゾンギャラリー

が並列だから。そして後者にはそもそも「本文」というもの自体が存在しないから(少なくとも、後者にも対応させようとすると、本文抽出のロジックが無駄に抽象化/複雑化するはず)。

「本文とそれ以外を区別する」という方法論は、それ自体が例えば「ブログ」とか「ニュースサイト」とかいう、ウェブにおけるある集合にとって重要なものであるのであって、それは唯一の切り方ではない。


で、ここから書くことは、なんて言うか、「何でローカルツールも含めて皆やらないんだろう」と思っていたんだけど、しかし実際に試していないので、ひょっとしたら俺の脳内でしか成立しない(実際に作ったところでマトモに狙い通りの動作をしない)かもしれない、という話なんだけど……。

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月刊誌「ネトラン」2008年11月号

「ネトラン」で特集1を中心に毎号書かせて貰っていますが、今月号が例の総額300万円企画で、その審査委員長をやらせて貰いました。総評を書いたり、某ウェブサービスに「審査委員長特別賞」を出したり、という。

結果が、まぁ「大賞」「ベストツール」「ベストサイト」に関しては「ネトラン掲載ツール/2008年11月号 特集1:にゅーあきばどっとこむ」で事実上公開されている気がするのでちょっと触れると、結局「Web2.0」とか、あの頃そう言われていたものの直接的な進化形であるウェブの形、それこそ「ウェブプラットフォーム」というものが、そろそろ現実的にネットユーザーの前にその姿を現し始めている、そんな2008年だと思っています。ただこれはあくまで「究極的な形」であるので……という。

そして個人作成ウェブサービスは、「データの流れにおける最下層」の取り合いに終始しない形(参考:マッシュアップの「敵」の定義 ■tokix.net)で今後も盛り上がっていけば、例えば個人がSleipnirなりWinnyなりといったローカルツールを作ってきたように、いずれ本当に面白いものになっていくんじゃないかなぁ、と思います。

まぁ、その他詳細は書店にて、ということで……。

ISBN:B001GC9KIO

Chromeはmixiをインデックスするか

ReadWriteWebによるChrome/Google未来像が面白い。必ずしも「crazy」だとは思わないし、Ominiboxの個人情報収集→広告ビジネスで美味しい→個人情報収集を行わない改造版「Iron」、というような、何年前から繰り返されているのか分からないような「古い」煽り方とはひと味違う。と、思う。

意訳:パスワードによって保護されているウェブ、例えばmixiは、通常の検索エンジンによってはインデックス化され得ない。しかしGoogleは、独自ブラウザであるChromeによって、そうした領域をインデックスするための手段を、理論的には手に入れている。

Will Google Use Chrome to Index Password Protected Web? - ReadWriteWeb

もちろん、これはウェブページ内のプライベートな情報をもインデックスし得る方法論だ。それをいかにして避けるか、という話になる。

意訳:プライベートなデータをインデックス化することは、検索エンジン、特に王者Googleにとって許されざる行為だ。しかし、個人を特定せずに「パスワード保護されたウェブページ」をインデックス化することが可能で、それをユーザーに納得させることができたとしたら、どうか。

Will Google Use Chrome to Index Password Protected Web? - ReadWriteWeb

決して「あり得ない」話では、ない。と、思う。

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