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ウェブサービスの復興とDL

YouTubeが主張したことは「Winnyに流してハッシュ貼ってファイルを拡散させるよりウェブにアップした方が早い/簡単でしょ」ということにある。例えば「スプー」でも何でもいいんだけど

  1. 誰かがブツをアップする
  2. 少しの人間がそれを見る
  3. 見た人間が(ブログで紹介したりといった形で)紹介する
  4. 多くの人間がそれを見る

この、スピード。

そもそもにおいてウェブは他の情報伝達手段・他のメディアよりも上記のスピード感において優れた情報伝達手段・メディアであり、上記のスピード感を求め続ける情報伝達手段・メディアであり、YouTubeは、従来的なアップローダーやFTPやWinnyよりも「早い」情報伝達手段・メディアであった。そして、おそらく現在最も「早い」。



そして、ウェブサービスが復興した時代における。

汎用性のあるURLリスト

汎用化されたURLリストデータ、即ちRSS。RSSが主張したことは「汎用性の高いデータは利用スタイルに無限の可能性を持つ」ということにある。この意味においてPlaggerの(ギーク層における)流行は必然であって、サイトの更新をRSSリーダーでチェックすることを覚えた人間は必然的にRSSの、他の方法による活用方法(例えばBT+RSSでもいいし、端的に言ってしまえば「出口」)を求めるし、他の方法による生成方法(即ち「入り口」)を求める。汎用化された形式を手に入れたデータは、自由な形で生成され、自由なルールによって変換され、自由な形で出力される。

特定サイト用ダウンローダーの盛り上がり

2006年において面白かったダウンローダーとは、特定サイトに特化されたツールだった。ウェブサービスが復興し、大量のファイルを抱え、リーチしやすいURL(YouTubeにおける個別動画ページ)と落とすべきURL(YouTubeにおける動画本体アドレス)との間に(ブラウジングという作業における)隔たりを作るのなら、両者を繋ぐツールが必要だった。それらは、「(いわゆるプログラミングにおける)関数」に他ならない。YouTubeダウンローダーは、Flickrダウンローダーは、「関数」だ。

ダウンロード作業の分業化

特定サイト用ダウンローダーの本質が「関数」であるが故に、作業は分業化される。特定サイト用ダウンローダーは、必ずしもダウンロード作業を行う必要がない。YouTubeダウンローダーにとって重要な作業は、YouTube動画の本体アドレス・保存ファイル名を取得することであり、ダウンロード作業自体は別のダウンローダーが行えばいい。・・・と、いう事は、補足として書いておくと、もう一つの事実も示している。特定スタイルに特化されたダウンローダーにも必要性(「Firefoxは拡張をたくさん入れないと使えないので初心者向けではない」に近しい必要性*1)があるという点。例えば、YouTube動画をダウンロードしてiPod形式に変換しiTunesに登録するiTube


必要な物は、関数だ。YouTube個別動画ページアドレス(を含む汎用的なリスト)から動画本体アドレス(を含む汎用的なリスト)を返す関数だ。或いは、ウェブページアドレス(を含む汎用的なリスト)からページ内に埋め込まれた動画の個別動画ページアドレス(を含む汎用的なリスト)を返す関数だ。それらは世界に各一つずつ存在すれば良く、その組み合わせこそが、ウェブサービスが復興した時代の、或いはURLリストが汎用的な形式を手に入れた時代の。

  • *1: 補足の補足になるけど、Firefoxにおける拡張は並列であり、ここで述べている「関数」は直列だ。この意味において両者は別物だが、共に「並列性と直列性の両方を持った存在から片方を除外した存在」である。

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