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Web2.0はWebを求めない

Web2.0の限界とは、Webであることだ。広義のWeb2.0は「Webであること」を求めていなくて、この矛盾故にWeb2.0はつまらない。


・・・正直今月死にそうなんですが「HDDフォーマット中に時間が空いた」ということでこの記事だけアップします。次回は来月になりそうです・・・。


少し前からNokiaの携帯とOutlookでスケジュールを同期させている。

  1. 定期的な予定をOutlook上でスケジュール登録
  2. 打ち合わせとかメールで決まっていく予定もOutlookで登録
  3. 出先で急に決まったりする予定はその場で携帯で編集
  4. デスクトップにはYahoo!WidgetのウィジェットでOutlookの「本日の予定」を表示

はっきり言って、これは便利だ。



ただし限界がある。

  • ネットワークを経由せずUSB経由で自宅PC←→携帯電話間で同期を行うのみであるため、例えば出先でPCの前に座っていても「データベース」へのアクセスに携帯電話を使う必要がある
  • あくまで扱うデータが「個人の予定」であり、グループウェア的なデータの共有が不可能である

以上二点が「このシステムの仕組み自体の限界性(仕組み自体を変えないと解決不能な問題点)」で

  • 天気予報のように上位から降りてくるデータの組み込みが不可能である

これがNokia&Outlookの限界性(Outlookなどツールの機能追加で解決可能な問題点)で

  • 「中央」がないため同期が差分になる

これが「特徴(良いか悪いか一概には判断できない)」、かな。


iPodムックを書いたときiPodにもOutlookスケジュール(あとOE電話帳とか)を表示する機能があることを知って、僕は不思議で仕方がなかった。何故編集のできない手帳を持ち歩かないといけないんだろう、と。その余分な機能を削ることで定価が10円でも下がるなら「損した」としか言いようがないけど、まぁ、とりあえずムックではそこらへんの機能は完全無視することにした。


GoogleCalenderをべた褒めするITMediaの記事より引用。

Google CalendarがWeb2.0的にスゴイのはAPIが公開されているから便利ツールができること。

Google CalendarがもっとWeb2.0なのは、RSSでスケジュールを全世界に向けて配信できることだ。

Google CalendarがはげしくWeb2.0である2つの理由

では、何故、GoogleCalenderは「Web」でなければならないんだ?

別の言い方をすれば、何故携帯版Googleマップはiアプリの地図ソフトであってはならないんだ?あれだけ優秀なデータベースを持っているのに、Ajaxの動かないブラウザを積んだデバイス、つまり携帯電話を前にしたGoogleスタッフの思考は、何故「なら昔のMapionみたいにリンククリックで一画面ずつスクロールするウェブページ」に向かったんだ?


Web2.0の唱えた本質は、「データはネットワークを超えて流せる代物である」という、この一点に収束する。

・・・この上で、Web2.0は「中央」を配置する、いわばNapster的なネットワークであるので、Winnyはある意味「Web3.0を先取りした存在」であったのかもしれない、のだがとりあえずこの議論(=例えば「個人のスケジュールを個人のデバイス間で同期させる」「スケジュールを他のユーザと同期させる」といった「流れ」において「中央」が必要か?という議論)は、今は排除する。

「Web3.0」という言葉を使ってみたが、おそらく少し後には議論の中心はここにシフトしている。GoogleCalenderがITMediaの言うように素晴らしいもので、それに見合ったポジション(シェアとかそういう意味)を手に入れるなら、GoogleCalenderサーバーのトラブルは世界恐慌を引き起こす。「データの独裁」とかいう以前に、もしくはそれと同時に、ね。

・・・ただ、まだ考えもまとまっていないのでとりあえず保留。

データはネットワークを超えて流せる代物であるから、例えばふと入ったネットカフェのマシンからスケジュールを編集できるブラウザツール、Ajaxを使ったGoogleCalenderのインターフェイスは優秀だ。その瞬間においては。

でも、そこで終わったから、GoogleCalenderは昼休みにレストランで取り付けたデートの約束を、君が職場マシンの前に座るまで「データベース」に組み込ませない。営業先の会社で決まった連絡事項を、帰りに公園でノートパソコンを開くまで「グループ」に通知させない。ITMediaの記事でも紹介されてるGoogle Calendar Quick Add Firefox Extensionは、たしかに時代が動いていることを感じさせてくれて、かつ時代は「動いている」最中であるということを感じさせる。つまり、何故これはFirefoxの、というかPC用ブラウザの拡張機能でなければならないのだろう。


APIが生む物、RSSが生む物、は、「Webであること」を求めていない。データはネットワークを超えて流せる代物であるから、僕らには、携帯電話や冷蔵庫からデータベースにアクセスする資格、ネットワークから携帯電話や冷蔵庫にデータを流させる資格がある。APIとは「アクセスの方法」という門戸を開く手段の一つであり、RSSとは「データの通知」を構造的に行う手段の一つであり、では、「Web」というのは、何だ?

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「Web 2.0」でイベントをやると訴えられる?!
http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20060628/105231/

らしいです 2006/07/01 17:44:23

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