Winnyとウイルス感染の危険性
ウイルスの感染防止に有効な手段は見つかっておらず、「パソコンを使わないことが唯一の対策」というのが現状だ。
少し前に「Winnyネットワーク上で実際に流通している各種ウイルス(亜種)を集めまくり各フリーアンチウイルスソフトが何処まで亜種に対応しているのか実験」を(紙媒体で)やったので当時の亜種なら大体コンプしてるはずなんですが、このウイルスの正確な仕様に関して。・・・まぁWinny使ってる人はこんな記事読まなくても実体験として知っていると思いますが、要は非Winnyユーザーを全力で誤解させる記事があるから、なんですけどね。
ページ末尾の日時を見ていただければ分かると思いますが、この記事は2005年6月に書かれたものです。2006年春現在再びWinnyウイルスが注目を集めていますが、この記事は様々な点において「古い」ことをご了承下さい。
- 基本的には単体exeファイルでの拡散(圧縮し再配布していると思われるケースもある)
- 異常に長いファイル名が基本仕様(「お宝ファイル.zip .exe」といった二重拡張子・・・実際にはもっと空白が長い・・・で、つまり本来の拡張子を誤解させダブルクリックを誘うという感じです)
- アイコン偽装が基本仕様(例えば上記のウイルスファイルならばアイコンはフォルダアイコンになっているでしょう。exeファイルは内部リソースによってアイコンを任意に・・・フォルダと同じアイコンでも何でも・・・設定可能なので)
ま、つまるところ、別に新しくも何ともない感染方法だ。ウイルスの性能というのは基本的に
- いかにして新規ターゲットのマシン上で実行されるか(例えば「プレビューしただけで感染するメール添付型ウイルス」はこの意味で新しかった)
- 感染後ターゲットマシン上で何を行うか(Winny上で流通しているデータ暴露型ウイルスはこの意味で新しかった)
- いかにして新規ターゲットへの二次感染を促すか(「メール差出元を偽装し自身のコピーを送信するメール添付型ウイルス」はこの意味で新しかった)
という三つから成っていると思いますが、別にWinnyネットワーク上において一点目で「新しい」ウイルスは(少なくとも僕がチェックした範囲では)流通などしていません。
ウィニーを使いさえしなければ、暴露ウイルスには感染しない。機密情報や個人情報を入れたパソコンで、趣味を楽しむためにウィニーを利用したことが、被害を招く。「軽率」と批判されても仕方のない行為だ。暴露ウイルスの感染防止に有効な手段は見つかっておらず、「ウィニーを使わないことが唯一の対策」というのが現状だ。
「ウイルスに感染する確率」「感染時に失うもの」というのは自身のパソコン利用法によって異なる。従って僕らはその「リスク」を考慮しセキュリティ対策を行う「のが得」である。
※参考
既に読んでくれている人向けに捕捉を行うと、正直言って、メール添付型ウイルスの基本仕様が「自身のコピーを送る際に差出人を偽装する」になって以来「感染すると知り合いにもウイルスメールが送られるので信用を失います」という論は成立していないんじゃないか?(で、結局残ったのが「迷惑だから」なんですか?)という記事です。
「Winnyを使う」ということは「ウイルスが届けられる経路が一つ増える」「世界的にマイナーでも日本独自のファイル共有ソフトであるWinny上ではメジャーなウイルスを処理するケースが増える」という意味であり、それ以上ではない。
当サイトは
暴露ウイルスの感染防止に有効な手段
として以下の二つの話を紹介します。
- 国内マイナーウイルスにも対応できるアンチウイルスソフト(この話は紙媒体でも書いたので割愛しますが要は「フリーの中のあんまアテにならないツールは良くない」という感じです、Winny使えば色々アレで金もアレだしアンチウイルスくらい買うのは「結果的に得できる類の出費」なんじゃないですかね、上の話的に)を使いましょう
- ダウンロードフォルダでは実行ファイルの実行を禁止しましょう
※参考
「添付ファイルが保存されるフォルダにおいて実行ファイルの実行を禁止する(ダブルクリックしてもエラーが出て実行できない)」設定を行う方法ですが、同じ方法でダウンロードフォルダパスを指定すればOKです。あくまで「実行ファイル実行の禁止」なので、例えばダウンロードフォルダ内の圧縮ファイルを解凍ツールで開いたり、動画ファイルをメディアプレイヤーツールで開いたりすることは通常通り可能です(「ダブルクリックにより関連付けされているツールでそのファイルを開く」は「そのファイルを実行する」ではない)。
と、いう話の続き。
まぁ有名な話ですしWinnyユーザーの多くは知っていると思うんですが、上の毎日新聞の記事を読んで「あぁWinnyを使うとウイルス感染を防げないんだ、怖いな」とか言っている友達を見かけたらこのページを紹介してあげて下さい(そんなまとめか)。

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