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DLのためのProxomitron(2)

ということでProxomitronをセキュリティ目的でなくダウンロードのために使う、という連載なんですが、導入部分に関しては他サイトへのリンクで詳細省略しますんで、すみませんが自力でどうにかして下さい。

Proxomitron-J

The Proxomitron 日本語サポートページ内「The Proxomitronのダウンロードとインストール」

MYCOM PC WEB内「Webブラウジングを快適にする『The Proxomitron』」

で、導入が終わったらタスクトレイのProxomitronアイコンをクリックすればメインウインドウが表示されるんだけど、最初にやって欲しいことは、ずばり全てのフィルタを無効にすること。



メインウインドウで「Webページ」「ヘッダ」をクリックし、それぞれの設定ウインドウで全てのチェックを外して「OK」をクリックして下さい。

理由なんですが、Proxomitronはデフォルトフィルタが充実しすぎているからです。「充実している」というのは別に「あえて不便な道を選べ」とかそういう意味ではない。今回は一回分使って本筋の前にProxomitronの具体的な動作とフィルタの基本的な書き方を解説します。


Proxomitronの「Webページ」「ヘッダ」というのは、前回書いた「ウェブサーバー→ブラウザの通信内容」「ブラウザ→ウェブサーバーの通信内容」を意味します。「Webページフィルタ」というのは、サーバーがブラウザに送ってくる通信内容(ウェブソース)を書き換えるルール。これは無意味に並んでいる訳ではなくて、上から下に処理順番になっている。このSSで言うなら

  1. まず「Add Link 4.2 beta2」というフィルタによってページソースが書き換えられる
  2. 次に「Kill all Images on selected pages」というフィルタによってページソースが書き換えられる
  3. 次に「Un-Prefix URLs」というフィルタによってページソースが書き換えられる
  4. 次に「Embedded MIDI Silencer」というフィルタによってページソースが書き換えられる
  5. (以下略)

これが故に、今から「ダウンロードのためのフィルタ」を作成していく訳ですが、その「ダウンロードのためのフィルタ」を何処に置こうが、「他のフィルタとの相性」という問題が常にあるのです。

  • 「ダウンロードのためのフィルタ」を最上位に置いた場合→せっかく書き換えたのにデフォルトフィルタで再び書き換えられてしまう可能性がある
  • 「ダウンロードのためのフィルタ」を最下位に置いた場合→「ダウンロードのためのフィルタ」によってページを書き換えようとした時点で既にウェブソースが本来のものと異なっている(上位のフィルタによって書き換えられている)可能性がある

結論を先に書いておくと、この連載で作成するフィルタ群は上位に置くべきです。ただ、「何をしているのか分からないフィルタによってソースが書き換えられている」ということを「気持ち悪い」と感じて欲しいんです。なぜなら、それをされると問題が発生した場合に原因が「自分が書いたフィルタ」なのか「他のフィルタ」なのかの切り分けが難しくなるから。

  • まず「ダウンロードのためのフィルタ」を作成する
  • それが動作していることを確認して他のフィルタも有効にする
  • そこで問題が起きたら「他のフィルタ」を吟味する(一個ずつ外してチェックする、とか)

初心者にはこの順序を推奨します。別に無意味に脅している訳ではなくて、デフォで入ってる某フィルタが実際にダウンロードを阻害するケースが多いからです。なので、「ここで全無効にしておかないと後で悩みますよ」と、脅しておきます。


全てのフィルタを無効にしたら、「Webページ」「新規」からとりあえず新しいフィルタを作ってみましょう。

フィルタエディタウインドウなんですが、最初に覚えて欲しいのは「Match」と「Replace」。フィルタを作る前にこのページを見て下さい。「a cat is cute」とか書いてある訳ですが

  • 「Match」に「a cat is cute」
  • 「Replace」に「a dog is cute」

と入力し「OK」をクリックする。さらに「HTML Webページフィルタ」のウインドウで「更新」をクリックし「OK」で閉じる。この作業で今作ったフィルタが有効になります。この後、ブラウザの再読込とかを行って再びページを開くと文字が書き換えられているはずです。


これが、Proxomitronというツールの基本的な役割。一言で言えば、「ウェブページの中で『Match』に一致する部分を『Replace』に書き換える」。書き換えは別に一カ所に限らず、さっきのページにしても二カ所で書き換えが発生していたはずです。また、「Match」の文字が大文字でも小文字でも問答無用で書き換えられたはずです(「A cat〜」も書き換えられている)。


と、いうことで、Proxomitronの基本的な動作原理が分かったら、今作った謎のフィルタは邪魔なので消しておきましょう。「HTML Webページフィルタ」のウインドウでフィルタを選択し「切取」し、先ほどと同様に「更新」「OK」で変更を反映させる。


まだ「何故このツールによってダウンロードが楽になるのか」とか「そもそもこのツールで現実的に役立つことができるのか」とか様々な疑問が残っているかもしれませんが次回から本格的に話を始めます。

なお、最後に書き足しておきますが、次回以降は「上のフィルタを実際に作成しページが書き換えられる様子を確認している」という前提で書きます。「フィルタを自分で作成し有効にして、有効になった状態でウェブページを開き直す」という一連の作業が出来ていないと、書いたフィルタが上手く動いていない時に原因の切り分けが出来なくなります(フィルタは正しいのに有効になっていない・フィルタは正しいし有効になっているけどブラウザがキャッシュからページを読んでいる、等)。なので「バカバカしい」と思わずに上の作業を実際に手を動かして行っておくことをオススメします。

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