P.S.「Whizzyは痛快だ」
言及が来た、わーい、とかなり遅れ気味のレスポンスでWhizzyの話の補足(ただこういう連続的な記事に常に存在するであろう問題として明らかに第一弾より短い時間で書いているので文章としてどうなんだろう)。
正直、言いたいことは当サイトの第一弾記事でほとんど書いているのでこの記事は「穴埋め」というかその程度の意味です。「主旨」は前の記事の前半で終わってます。
で、「穴埋め」のためにまず言っておきたいことは、「効果」とは何なのか、という話です。
(現実的に)違法性を持ったWinnyに対するネットワーク破壊まではいい
例えば「Winnyネットワークを破壊させることがWhizzyのサービス」と考える時点で・・・そして、ある事象を「崩壊」と定義している時点で・・・「ずれて」いませんか?「Winny上のファイルのうち(正直言うとこのへんもWhizzyの言うことは良く分からないのだけど多分被参照量ベースで)95%が偽物」になったとしても「本物ファイルがネットワークから消える」訳ではない。MXは「崩壊」したけどいわゆる「子鯖」はまだ残っている(しWinny以上に悪質な著作権侵害が行われている)。
マドンナのダミーファイルがもたらしたもの・Whizzyのサービスがもたらすものは
- ダミーファイルがたくさんなのでうんざりして仕方がないからCDを買う人間
- ダミーファイルがたくさんなのでうんざりして「マドンナ死ね」と思う人間
- ダミーファイルがたくさんだけどそこらへんはCRCやらで「こんなん意味ねぇぇんだよ」とコピーファイルを聞く人間
- 「あ、そんなことがあったんだ」と思う人間
であり、「絶対多数」は四番目なんだ。
本当は、一〜三番目は好きなレベルで「細かく」分類できる。
確かにファイル共有ヘビーユーザーはそうだと思われるが、ライトユーザーはどうなのだろうか?
基本的に「目的の物があって手を出すタイプ」もかなり多いと私は思う。
そういうユーザーは、目的の物が手に入ればソフトを終了するのではないか?
たしかにそれも事実で、でもそれを「事実」と呼ぶのであれば「ダミーファイルにうんざりしてWinnyを離れたライトユーザーが現在生んでいるトラフィックは(Whizzy社の業務により)無くなるのでインターネットトラフィックは減少する」も事実だ。なので少なくとも現時点で最も問題視されているファイル共有周辺のトラフィック、つまりヘビーユーザーの生んでいるトラフィックに関して
ダミーファイルが一切無ければ何をしてるかと言えば、他のファイルを落としてるだけだ
と書いたのだけど(ただ、たしかにこの例だけを取り上げた僕も狡かった気はする)、要は、言いたいことは
ただ正直この文章の主旨としては一〜三番目の数の比較は割とどうでもいい
と、いうことです。
話を戻すけど、残念ながら「Winnyで(本体に搭載されている)ファイル名検索使ってファイルを収集するのはマジョリティだけど例えばMX子鯖にいるのはマイノリティ」と考えるならば、その時点で「ずれて」いる。「効果」なんてただの断面図だし、それは切断面次第で無数に存在する。ただ、一つ言えることは、本当にCD会社が求めている効果とは「CD売り上げが増える」であるはずなんだ。Whizzyが提供する成果(95%が〜とか)はCD会社を満足させるかもしれないけど、その満足自体が本質的に欺瞞なんだ(そして、「ハッシュ指定で落とす人にとっては全く意味がないからWhizzyの作戦には意味がない」という台詞も同質に欺瞞だ)。
多分みんな無意識で「こんな実質意味が無いことで金を企業から騙し取ろうってのか!」が根底にあると思う。
ついでに言うと「こんな俺たちでもアホだと分かる商売でも、会社のお偉いさんはひっかかるんだよなぁ…」という経験則も無視できませんね。たはは。
いや、全くその通りです。なので別に僕は「全くねー、困ったもんだよねー」という会話をメッセンジャーや飲み屋で行う人間を捜し出していちいち文句を付ける気は全くないですよ。・・・そして僕は「blogを書く」という行為の性格付けがあんま出来ていない(一応「ブロガー」なのに)ので「blogで書く」が「どっち側」の行為なのか分からないんですが、つまり「その理由によって積極的な潰し行為を行う(例えばWhizzy会社前でプラカード掲げる、とか)」というのは別なんじゃないか、と書いてみた(つもりな)のです。
CD会社の利益を守ってやろうなどという意志
田舎のおばあちゃんにフェラーリを買わせる人達への怒りと似ているのかもしれない。
言い方は違いますが、それ「しか」積極的な潰し行為を行う動機なんか無いだろ、と僕は思うのですよ。・・・そして「CD会社」という存在と「田舎のおばあちゃん」という存在は違うだろ、と僕は思うんですけどね。
僕が最後に書いた「企業の長としての責任」とかいう話もこれに絡んでいるけど
- 「俺がCD会社の社長なら2ちゃんねる用語をblogで書く社長の会社になんか仕事を頼まん」
- 「インターネットやら掲示板文化やらに詳しい若者ならばそれを潰すことにも長けているに違いない」
こんなのは個人の差だ(別に「僕は後者です」と書いている訳ではないですし正直後者では無い)。つまり、「俺は前者なのでCD会社の社長も前者に違いない」と思いこんでいるならば「何様だ」としか言いようがないし、「俺は前者であり『社長』というものは(例えば『高校球児』と同様に)ある社会的規範に沿った言動を行うべき人間であり、自分にはその社会的規範を定義する資格がある」と言うのであれば、それは「俺は前者である」という台詞とは決定的に違う(ただ、その「違い」を批判することは本筋でもないので「違う」とだけ書いた)。即ち、社長の言動を「批判」できるのは「社会規範の定義者」しかいない(仮に貴方がCD会社の社長であり上記の理由で仕事を頼まないことを決めたにしても、それをもって「批判」を行うのは違うだろ)はずだし、そうでない人間には「積極的な潰し行為」を行う動機など無い(前の記事にも書いたけど当サイトが公開しているのは、「〜まとめサイト」に記述されているような助成金関連や割れ関連疑惑には「何とも書きようがない」という記事です)。
・・・あとあれですね、「インターネットのトラフィック」というテーマを考えると、実際この「トラフィック」って分類する必要がありますね。
- Whizzy社のアップ帯域
- ダミーファイルによって増えるネット全体のトラフィック(例えばWhizzy社のダミーが第三者から第三者に転送されるトラフィック)
前者に関しては、僕はそもそもそれは「(いわゆる意味での)共有物」では無い、と考えています。つまり、それを規制するのは「回線をWhizzyに提供している業者」であって、そういう「サービスを提供する人間」「受ける人間」の関係でしかないと思んですけど?、と。
で、後者に関してですが、
確かにファイル共有ヘビーユーザーはそうだと思われるが、ライトユーザーはどうなのだろうか?
んー、これよく分からないんですけど、つまり「日に2時間しか繋いでなかった(多分ADSL程度の)ユーザーが3時間繋ぐ」ことが「インターネットトラフィックの増加」であり「それをもたらすものを潰すべき問題」なんですか?いや、上でも書いたようにそういう「視点」自体がおかしいと思うんだけど単純に量的な問題としても。
インターネットというもの自体が性善説を発祥としている以上、それを個人の利益のためだけに用い
「インターネット性善説」というのは非常に「強い」論理なのであんま言及しないですけど、僕は、「性善説」という言葉は「人は善であらねばならない」では無いと思っています。・・・あと正直言うと、「インターネット性善説」というモノ自体がマイノリティの論理だ。だから別にこの文章は気になったネタリンクさんの記事に対する批判でもない。気になったネタリンクさんの記事は後半で2ちゃんねる住人の心情を良く分析されていて非常に興味深いし、僕は例えば気になったネタリンクさんの記事を否定しない(というと偉そうだが要は「興味深く読むことが出来る」の意)けどWhizzyを潰そうとする人間を肯定できないし、むしろ否定する。
そして、ここまで踏まえた上で最後に。
2ちゃんねる全体に蔓延する反体制的な空気
「体制的」「反体制的」という言葉を使うべき(あるいは「ことが可能な」)問題である、と仮定したとして、2ちゃんねるは反体制的ですか?即ち、例えばその流れに反発した僕の記事は体制的ですか?(そんなことは僕が決める問題では無いので単純に質問として。)
(tokix.netの記事は)Whizzyの業務内容を正当化している意見
「正当」「不当」という線の引き方も良く分からないですが僕がさっぱり分からない血液型占いも多分「正当」なんだと思いますよ(ここで挙げる例として正当かは別として)(むしろこの文章のオチとして(略))。

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