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夏映画のDVD予約開始

今年の夏はなかなかに充実した映画生活を送ることが出来ました。その中には、まぁ何というかビッグバジェットとして成立していない某史記SF(正確には「史記ぶってるんだけど史記になってないSF」)などもありましたが、DVD買うしか!という感じのタイトルも結構ありました。その中でも特にオススメの4作を。

(黄色の線が表示されているエリアは微妙なネタバレなのでマウスドラッグやCtrl+Aで読むか読み飛ばすかして下さい)



スパイダーマン2

ASIN:B0001A7CZU:image

そうだ、世間では「悪役だけは印象に残ったよ」という評価で固定されつつある某映画のような「アンチテーゼ」は不要だったんだ。ヒーローは悲鳴より女を優先させてはいけなくて

ラブシーンに入ろうとするとサイレンが鳴り響き窓から飛び立って物語を締める

べきだったんだよ!前作から三年、ヒーロー映画ブームの中で劣化品を見続けてきたけどやっぱり本家は素晴らしいや。

・・・と、極めてミクロな視点で語ってみましたが、悩めるヒーロー映画の王道的な一作です。最初のヒーロー映画が残した物がスーパーマンなら、第二次ブームが残した物がバットマン・リターンズ(ASIN:B00005HC7I)なら、今回のブームは今作を残したんだ。

某魔法学園シリーズは、「一年間の物語」というスタイルを目指しています(そして後述の理由で失敗しています)。映画スパイダーマンの目指すスタイルはおそらくそれに近くて、今シリーズは主人公であるピーター・パーカーの日常を、彼にとっても非日常であるボス戦をクライマックスとして切り取り、彼とその周囲の人々の変化を描く物語で、だからこそタイトルは「スパイダーマンvsドック・オック」にはなり得ない(ここらへんが今作が他のヒーロー映画と異なる点で、例えば「バットマン〜」はどちらかと言えばペンギンや猫女の映画だ)し、むしろ「ピーター・パーカー2」なんだ。そうしたスタイルが陥りがちな「展開が淡々すぎ」といった問題も全くなくて例のあの問題(一言で言うと「ヒロイン」)以外に突っ込むべきポイントが見つからない。

ASIN:B0001A7CZU

華氏911

ASIN:B0001X9D68:image

「真新しい話は無いね」と何処かのジャーナリストが言っていたけどそれは当たり前だ。暗いニュースリンクさんを読んでいる人にとってすらそれは無くて、上記の台詞は自分のインテリジェンスを自慢する台詞として成立していないどころか逆の作用を持っている。この映画は、つまり既出な情報と一部の衝撃映像(二機目が突っ込んだ直後のブッシュの絵本映像とか)によってブッシュ政権の駄目っぷりを面白い映画として構成した、「政治って面白いんだぜ?」というエンターテイメント映画なんだ。そういった意味での「作家」としてのマイケル・ムーアのパワーは前作から明らかにアップしていて、カンヌでのタラの評「政治以前に映画として面白い」は的を得ているし、その後に続けた「おいらも投票するよ」もまた、的を得ている。

そしてだからこそ、海の向こうの日本人的にはもどかしさがある。一言で言うと、ムーアの始めた祭りに最後まで付き合えないもどかしさ。大統領選挙はどうなるのだろうか。

[ASIN:B0001X9D68

マッハ!!!!!!!!

ASIN:B0002PPXQO:image

「80日間世界一周のリメイクが作られているらしい」と前に聞いたんですが、できあがってみたらジャッキー・チェンのアクション映画になってました。どういうことだ。

・・・という具合にジャッキー・チェンの加齢と共に良質な映画が輸出されなくなった香港カンフー界。古式ムエタイを題材とした今作は主演のそこらへんの労働者トニー・ジャーが繰り広げる正気の沙汰とは思えないアクションの数々で「あぁ、やっぱカンフー映画は良いなぁ」という感慨を与えてくれます(カンフーじゃありません)。劇中最大にして未解決の謎は、何故田舎の村でムエタイ教わってただけの主人公が地上最強生物なのか、ということですがそんなことを真剣に気にしてはいけません。

少林寺三十六房(ASIN:B0001FLWJC)や片腕vsギロチン(ASIN:B00013F68C)や木人拳(ASIN:B00005H4WC)やスパルタンX(ASIN:B0002B5A52)をどれだけ見ても、どれだけ楽しめても、心の何処かで感じていた「既に終わったジャンルなのかな」という感覚(ブルース・リーは別格なのであえて名前出しませんが)を吹き飛ばし、「チャン・イーモウはチャン・ツィイーの魅力だけでフェイク感高い映画撮ってると消えちゃうよ?っていうかやるにしてもグリーン・デスティニー(ASIN:B0002CHNPQ)くらい狂えよ」という余裕すら与えてくれる一作です(いや、あそこらへんがカンフー映画なのかにはかなり疑問があるんですが某雑誌のオールタイムカンフーベストにグリーン・デスティニーが入っていたもんで)。

ASIN:B0002PPXQO

シュレック2

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日本のテーマパーク年間来客者数は、2位のUSJが400万人くらいで、1位の帝国は約2500万なんだそうです。帝国のマネーパワーは停電すら好感度アップの材料にするほどで、その強さの理由は「版権が切れたキャラを自社製品だと全世界の子供に思いこませている」ということでしょう。別に人魚姫もピノキオも奴らの所有物じゃないんだよ!奴らはタダの版権切れキャラで、その物語は多くが帝国によって捏造されていて(例:

人魚姫がハッピーエンドなのは帝国版だけです

)それを全世界の子供は生まれた時からすり込まれている訳だ。

・・・別に実写版ピーターパン(ASIN:B0001X9D36)や実写版ピノキオ(ASIN:B00008DDOT)をプッシュする気は毛頭ないんですが、帝国叩きを続けながらアカデミーアニメ部門を制しアメリカのアニメ映画において観客動員数トップ(というほどの物かには疑問もなくはない)となったドリームワークスには、帝国を離れるピクサーや日本の宮崎や押井と共に「子供が見るアニメ映画」内の帝国比率を下げて貰いたい。

ASIN:B0001M0A8O


そういえば華氏911といえば久しぶりにメディアに登場した例のヒゲですが、ワグ・ザ・ドッグ(ASIN:B00005FPOV)とシモーヌ(ASIN:B0001Z30S8)を観た人なら騙されないよね?(割とタチの悪いギャグ)

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