GW周辺映画のDVD予約開始
HotWiredがエイリアンvsプレデターのレビューを書いてますが、そんなこと(戦う理由が馬鹿馬鹿しい/何でヒロインとの間に友情が生まれるんだetc)はフレディvsジェイソン(ASIN:B0000E6DU2)観た人なら予測の範疇内だと思う今日この頃です。要はゴジラvs何たらなんだからいいじゃないか。・・・imdbのスコアはフレディ〜以上にボロボロですが。
ぶっちゃけて言えば今年はGW映画に「名作」が一個もなかった年のような気がしなくもないのですが、「良作」「快作」はいくつもあったので紹介してみたいのです。そろそろDVDの予約受付が出揃ってますよ。
キル・ビルvol.2
「vol.1と比べて〜」という議論は公開当時から(肯定であれ否定であれ)聞き飽きていると思うので別の話をすると、この映画は実に歪んだ「ラブストーリー」だ。映画中、ユマ・サーマンとビルが付き合ってた頃の会話が挿入されるんだけど、その会話というのは
自然の中の夜。焚き火にあたる二人。楽器を演奏する男。口を開く。「昔、カンフーの達人がいて・・・」
そして数年ぶりに、敵同士として再会した二人。緊張の中で
ビルは語り始める。「スーパーマンというのは特別なヒーローなんだ。何故なら・・・」
えーと、つまり、あれですね、ヲタ話を聞いてくれる女の子って理想だよね!>タランティーノ
ということでカンフーとかスーパーヒーローとかテクノとかP2PとかHTTPとかに関して語って女の子に引かれるタイプの人間は是非観るべきだ。この映画を「ラブストーリー」と言えるタラのアレっぷりに共感とかしながら。
あ、僕は違いますよ、スーパーヒーローだけ語らないですし。
イノセンス
「困った」という感想が一番適切なんじゃないでしょうか。押井守が久しぶりに手がけた大作は極めて「映画」ではない映画だった。ストーリーは極めて単純で、そこに付加されていく
人は育児の練習として人形遊びをするのではない。育児が人形遊びの代替品なのだ。(大意)
といった電波チックな台詞が「テーマ」になっていく構造の一作。「ストーリー」という意味では割とどうでもいい、例の館のシーンが「最も印象に残るシーン」である映画。・・・それを言うとキル・ビルvol.1(ASIN:B0000DKMK0)の青葉屋も同じな気がするけど明らかに同じではない気がした。
そして、そういった「映画ではない何か」として秀逸であるが故に、今作は「年に数本映画館で観る」という人が映画館で観るべき映画ではなく、DVDで何度も見直すべき一作なような気がします。結局僕は映画館で二度観ましたが(そして正直その二回ともあんま満足感はなかったんですが)まだ観足りない。のでDVD買います。
スクール・オブ・ロック
例のアレを総理大臣が流す時代、テレビを付ければ「未成年の主張」をショッパい演奏に乗せただけの「ロック」が流れる時代、正直言って僕はロックの反体制性なんか信じてなかった。ロックは既に権力で、その「反体制」を信じるのはガキだけなんだと思ってた。そういった意味で今作における「ロック」は大人の童話で幻想なのかもしれないけど、でも素晴らしい幻想じゃないか!・・・と、テクノファンの僕も思いました(そして数日ロック聴いて飽きてテクノ再び聴き始めて今日に至る)。
ダメな大人が「優等生」揃いな学校に赴任し色々やる
というGTOソックリのプロットで幕を開ける映画ですが鬼塚とはかなり違うので「えーと、根性って何ですか」というダメっぽい人間(例:僕)でも大丈夫です。というか寧ろ「鬼塚とか実際いたら普通にウザいんですけど」という人間のための映画だ。
あ、ただ、やっぱロックに関する知識が0だと色々分からないネタがあって悔しい。
ドーン・オブ・ザ・デッド
興行成績に妥協し四番目に紹介しますが個人的には2004年上半期ベスト映画だ!(理由:とりあえず指輪は長すぎて疲れる)
主演は「死ぬまでにしたい10のこと(ASIN:B0001CGNJY)」のサラ・ポーリー。「死ぬまでに〜」は、タイトルが「え、キャメロン・ディアスじゃないの?」という感じで「幸薄そうなOL専用」という香りを漂わせているアレなんですが実は中身は意外とマトモというかとりあえずサラ・ポーリーは萌え(僕ロリではないんですごめんなさい、と謝ってみるテスト)、という映画で一部にサラ・ポーリーファンを増殖させた(多分)のですが、今作はサラ・ポーリーの魅力が爆発ですよ。
脚本も秀逸で、ゲーム原作のアレみたいに無駄に手を広げることなく「ゾンビ映画」として必要な点のみを、「主人公」の視点のみで進行させていく。脚本というモノの本質とは省略の美学であり、映画にとって本質的にどうでもいいことを延々と描写したり理由付けのために変な設定をくっつけたりするのは三流の脚本なんだ。・・・と、知ったかぶってみます。
下妻物語
えーと、この映画を面白いと言うのは、許されるんでしょうか?・・・許されるのか微妙な気がするので大仰な煽りを入れると、アクション映画は三段階を経て現在のスタイルになっています。
- シュワやセガールによる「汗臭い男の映画」
- ターミネーター2やエイリアン3に代表される「鍛え上げた女戦士の映画」
- チャリエンに代表される「そこらへんにいるOLがお仕事で男を蹴り飛ばして世界の平和を守る映画」
そして、今作は同じように「ヤクザ映画」の歴史を塗り替える一作なんだ。
- 高倉健による「寡黙で不器用な男の映画」
- 岩下志麻やオーレン・イシイによる「(その道で)鍛え上げた女組長の映画」
- 深田恭子と土屋アンナによる「そこらへんにいる女の子が義理と人情で戦う映画」
そう、最早ヤクザ映画の中心も男ではなく女なのだ!あ、でも正直深田恭子は顔も演技も微妙だと思った。っていうか土屋アンナ結婚するなよバカ!という一作です。いや、マジで面白いんだって。割とかなりの人間は未見で敬遠しそうな一作ですが騙されたと思って。






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