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MozillaがIEを超える日は来るのか

MozillaがIEを超える日は来るのか。というのはもうずいぶん長く言われている議論です。色々な思惑と様々な信者が群れる議論なのですが、明確に言えることは二点。
  • OEだってかつては「安全性に問題はあるが高機能なメーラー」だった。今となってはOEユーザー=初心者という式はほぼ正しい。セキュリティ厨という問題ではなくて「高機能なメーラーが欲しい」というニーズにおいてもOEは最早ベストの選択肢ではない。
  • といいつつもブラウザにおいては世界シェアの95%がIEだ。
とりあえず言えることとして、「Mozillaは高機能なブラウザである」というのは幻想です

1. タブ式ブラウジング
2. ポップアップ抑制
3. スクリプトのさまざまな行動を抑制
5. Sidebar
MozillaにできてIEにできない101の機能
ここに載っているのはほぼ全てが
  • IEには出来なくて
  • Mozillaではクソ面倒な設定をすれば出来るけど
  • IEコンポーネントのタブブラウザなら簡単に出来る
機能、なのですよね。「Mozillaの機能」には「拡張で導入される機能」を含んで、「IEの機能」には「補助ツールやコンポーネントブラウザで導入される機能」は含まない、ってのが実にフェアじゃない感もあるし(この文章は、IEにおける「補助ツール」の役割や立ち位置とMozillaにおける「拡張」のそれはほぼ等しく、Mozillaの場合は囲い込みが行われているという差に過ぎない、という前提に立って書かれています)。もしくは「現時点では割とどうでもいい機能(シェア比がこのままなら永久にどうでもいい機能)」。
ただ、先日のIIS/IEの脆弱性発覚は「そろそろ真剣にIE切りを考えよう」とユーザーに考えさせるだけの事件ではあった。
米政府と民間組織の共同対策機関『米国コンピューター緊急事態対応チーム』(US-CERT)がその翌日に警告を発表した。その内容は、IEが使用する技術には「重大な脆弱性」が存在するため、IEユーザーは別のウェブブラウザーに乗り換えることを強く勧めるというものだ。
MozillaとMozillaの改良版であるFirefoxのダウンロード数は、US-CERTが警告を出した6月25日に急増し、その後も需要は伸び続けている。『モジラ財団』の技術責任者、クリス・ホフマン氏によると、両ブラウザーのダウンロード数は今月1日に過去最高を記録し、通常なら1日に約10万件のところが、この日は20万件を超えたという。
US-CERT「IEの乗り換え」を勧める警告で、『Mozilla』ユーザーが急増
Web解析サービス会社の米WebSideStoryによると、Internet Explorerが「1999年の調査開始以来初めて」、前月比でブラウザシェアを1ポイント失った。一方でMozilla・Netscape陣営は、シェアを3.21%から4.05%に伸ばしている。
脆弱性で敬遠? ブラウザシェアで、IEが久々の95%割れ
IEとMozillaというテーマにおいて二点、おそらく今後の日本で「焦点」となるであろうポイントを書いておきます。
※参考:Geckoの時代は迫っているのか
文脈的にはこのテキストの「補足」なんですが、「Gecko」と言われて「?」と思う方向けに前提解説もしているので宜しければ先にどうぞ。
  • FTTH回線においてはIEとGecko(Mozillaのエンジン)のレンダリング速度差は意味を持ってきます。IEって進む/戻るの度に「何も出来ない時間」「レンダリングを待つ時間」が生じるじゃないですか。Geckoってあれがないんで、まぁコンマ数秒の差なんですけど体感的にかなり快適です。高速回線になればなるほど、その「差」が体感的に大きくなっている気がします。まぁ、紙媒体でもウェブ媒体でも説明しようがない話なんですが(FTTHで試してみて下さいとしか書きようがない)。そういう意味で「GeckoはIEより高性能なエンジンである」というのは事実だと思われますし、その意味は回線の高速化と共に大きくなるでしょう。
  • 国産高機能タブブラウザの雄Sleipnirは1.70からGeckoに正式対応する予定のようです。このソフトがGeckoに対応すると、つまり既存ユーザーにとって「Gecko乗り換え」は「(IEからMozillaへの)ブラウザ乗り換え」ではなく「ブラウザの設定変更」になる。僕も要望アンケートで投票しておきましたがいずれ「お気に入り毎にエンジンを設定できる」というようになると、「IEかGeckoか」という二択は「JSを切るか切らないか」程度の選択になる。
はっきり言って、Mozilla信者が思うほど普通の人間はセキュリティや、そもそも「ブラウザエンジン」等というものに興味はない。「ブラウザを乗り換える」ということの抵抗は大きい(ブラウザは目的でなく手段だから)。抵抗が小さく、そして興味を持てるのは、せいぜい「今使っているソフトの設定」でしょう。レンダリングの速度差はセキュリティと併せて「まぁソフトの設定弄るくらいならやってみてもいいな」と思わせる程度の力にはなるような気がしますし(そういった流れの土台、というレベルではHotWiredやITmediaが流しているニュースは機能しているように思えます)。日本のブラウザ事情がSleipnirという一つのソフトによって結果的に大きく変わるとしたら、それは非常に面白いことだ。と僕は思います。ブラウザマップを塗り替えるのがMozilla信者でもHotWiredでもなくてネトラン厨にも人気のSleipnirだとしたら。
実は、この流れは既に海外では始まっています。「Googleツールバーが使えるタブブラウザ」として有名になったMyIE2はその後Maxthonと名前を変えてGeckoエンジンに対応しました。
  • 普段はGeckoエンジンを使って、IEでないと表示が崩れるサイトやらはお気に入りレベルでIEエンジンを使用する
  • 普段はIEエンジンを使って、アレげなサイトに行く場合はGeckoエンジンを使用する
まぁどちらでもいいと思いますが、「ブラウザマップ」というものがそういう類の問題に変質していくとすれば(つまり上の二択が成立した時、ブラウザエンジンは現状でのFlashやJavaScriptのオン/オフと同レベルの問題になる)。「次世代」を制覇するのが(Mozillaではなく)「IEコンポーネント」から生まれ「高機能化」の中でGeckoエンジンを組み込んだタブブラウザであったならば、その時「IEユーザーの割合」というモノは本質的に意味のない数字になる。
※参考:Geckoの時代は迫っているのか
このテキストに関する補足です。

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Comment

もっともな事しか書かれてませんね。

[匿名] 2004/07/17 21:59:12

ん、よく分からないのですが「もっとも」でない事を期待されたのですか?

tokix 2004/07/17 22:23:52

Mozilla入れてみました、結構IEより便利に使ってます。検索画面が「google」ですが、結構役に立ってます。(俺の知識じゃこれなしじゃ語れません:爆)
結構調べてる物と言ったらプログラム関係なのですが
最近興味が湧いてきたので調べてるんです
あ、そうだ。報告ですけど「ねとらん2月号」買って見ました
結構友達の評判は悪かったのですが僕には結構勉強になったりならなかったりと
ツールとかあまり知らない・・・。

oasis5 2005/01/24 01:03:00

ん、FirefoxでなくMozillaなんですかね?
今使っているのがIEだったら、IEコンポーネントのタブブラウザか
Firefoxあたりにすると「そんなに重くもないし色々できてハッピー」
という感じになりますよ(うわぁすげぇ適当な説明)
http://tabbrowser.ktplan.jp/
「推奨度」がかなり的確です。FirefoxはAかA+でMozillaはBくらい?かなぁ・・・。
ネトラン2月号ありがとうございます。ツールなんてのは
(例えば「雑誌の数ページでは書けるはずもない、そのツール及びジャンル
に関する網羅的知識なんてのは)別に必要がなければ知らなくて全然良い訳で。
「何か面白そうなことをやるネタはないもんか」と思った時に
雑誌を参考にしてみて下さい(宣伝)。

tokix 2005/01/25 01:41:31

ネットスケープも8でIEとの切り替え機能を取り入れるようですね。tokixさんが予想されていたように、ブラウザは切り替え機能が当たり前になっていくんですかね。NN8は普段Firefoxで、お気に入りに信用済みサイトとして登録するとIEを使うようです。

[匿名] 2005/03/26 23:41:52

NN8の設計は面白いですね。あまり評判にならないというかあの重さは正直どうなんだと思わなくもないですが、「IEとNNの両エンジンを搭載するブラウザ」という意味では、NN8は現在最もコンセプティブなブラウザだな、という気がします。

tokix 2005/04/02 01:42:45

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