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アダルトサイトで学ぶHTTP基礎(6)

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「User-Agent」や「Referer」もまたクライアントの制御下にあります。IEを使ってブラウジングを行っていると「制御下にある」ということを意識しないはずですが、それはIEというアプリのインターフェイスの問題です。IEがそうした情報を勝手にサーバーに送信しているから我々は普段そのことを意識していない。

例えばtelnetを使えば「User-Agent」や「Referer」を自分で設定しつつリクエストを行うことが可能です。
GET /~joe/prog/cgi/env01.cgi HTTP/1.0
User-Agent: Telnet [ja] (Linux)
Host: ash.jp
ASH Multimedia Lab内「telnetでブラウズ(HTTP)」より
アダルトサイトで学ぶHTTP基礎(2)で紹介したこのリクエストは、「User-Agentは『Telnet [ja] (Linux)』な俺様だけど/~joe/prog/cgi/env01.cgiよこせ」という意味だったんです(このリクエストではRefererは省略されていますが、勿論Refererを記述することも可能です)。

telnet使わなくても、例えばダウンロード支援ツールでもいいんですよ。httpダウンロードが可能なIrvineの場合なら「フォルダ設定」内「HTTP (2)」で設定できます。telnetよりはこっちの方が使いやすいですかね。
「使いやすい」と軽く書きましたが、telnetとIrvineの差はあくまで「インターフェイスの差」であって根本的には同じだ、ということを分かってもらえているでしょうか?
ついでにもっと言うなら、IE等多くのブラウザには「User-AgentやRefererを閲覧者が自分で設定しつつファイルをリクエストする」という機能が実装されていない(一部タブ型ブラウザ等を使えばUser-Agent設定いじれますけどね)ためtelnetやIrvineを紹介しているだけであって、根本的にはIEもtelnetもIrvineも「やっていること」は同じです。

上記の設定で例えば「http://www.tokix.net/adult.html」を落とそうとしたなら
  • User-Agentは「Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Win32)」
  • Refererは「http://www.tokix.net/index.html」
という情報を含めた「リクエスト」が行われる訳ですね。もしtokix.netが「Refererがhttp://www.tokix.net/index.htmlでなければadult.htmlを渡さない」「User-AgentがIEかNNでなければadult.htmlを渡さない」といった制限をかけていたとしてもこうすれば潜れる。

「巡回(=htmlやらムービーやらファイルのダウンロード)」をブラウジングの目的とするならば、我々閲覧者が行わなくてはいけないのは「サーバーに対する適切なリクエスト」だけです。ブラウザにその「リクエスト」を任せないならば閲覧者が「リクエスト」・・・「適切なリクエスト」・・・を行わなくてはいけない。逆の言い方をすれば、「適切なリクエスト」さえ行えば「ブラウザによる言語の解釈を切ったら巡回できないサイト」などこの世には存在しない。論理的に存在しえない。

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