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アダルトサイトで学ぶHTTP基礎(2)

アダルトサイトで学ぶHTTP基礎(1)
「ブラウジングにおいてクライアントはサーバーにファイルをリクエストする」と書いたところで、普段我々はその「リクエスト」を手動で行ってはいません。ブラウザの「アドレス」欄に「http://www.yahoo.co.jp/」等と打ち込んで「移動」を押すだけです。・・・人によっては「アドレス」欄を非表示にしハイパーリンクとブックマークのみでブラウジングを行っているため「URL」というモノにすら触れていないかもしれません。

では、「ブラウザ」とは何なのか。

本来、ブラウジングとメール送受信とFTPによるファイル送受信と・・・は全て同じアプリで行うことが可能です。telnet。しかしtelnetによってそうした様々な行為を行うためにはコマンドラインによる操作が必要となる。
※参考:ASH Multimedia Lab内「telnetでブラウズ(HTTP)」
そこでブラウジングならブラウジングに特化されたGUIアプリ、メール送受信ならメール送受信に特化されたGUIアプリ・・・が開発される。前者が「ブラウザ」で後者が「メーラー」。こうしたアプリは「利用者にとって使いやすい」。そして「実際何が行われているのか見えにくい」。
GET /~joe/prog/cgi/env01.cgi HTTP/1.0
User-Agent: Telnet [ja] (Linux)
Host: ash.jp
ASH Multimedia Lab内「telnetでブラウズ(HTTP)」より
これがクライアントからサーバーへの「リクエスト」の具体例です。ブラウザの「アドレス」欄にURLを打ち「移動」を押した時サーバーに対し行われているリクエスト。

何でこんな話をしたのか。

普通のサイトでは、「PROFILE」とか「PROFEEL」とか「アタシの全てを知って☆」とかいうリンク文字を押せば管理人個人情報ページが開かれる。「DIARY」とか「DAIARY」とか「アタシの赤裸々日記☆」とかいうリンク文字を押せば管理人私生活ページが開かれる。
ちょっと踏み込んだ書き方をすれば
<a href="profile.html">アタシの全てを知って☆</a>
というリンク文字を押すと、そのページと同一ディレクトリ内の「profile.html」が開かれる。
<a href="diary.html">アタシの赤裸々日記♪</a>
というリンク文字を押すと、そのページと同一ディレクトリ内の「diary.html」が開かれる。

ここで止まらないで欲しいからです。
<a href="profile.html">アタシの全てを知って☆</a>
このリンク文字を押した時に起こることは「そのページと同一ディレクトリ内のprofile.htmlのリクエスト」です。
<a href="diary.html">アタシの赤裸々日記♪</a>
このリンク文字を押した時に起こることは「そのページと同一ディレクトリ内のdiary.htmlのリクエスト」です。

即ち、リクエスト通りのファイルが渡されるかどうかは分からない。
「movie.html」に移動したつもりがランキング投票画面になっていたり、「sexmovie.mpg」をダウンロードしたつもりがQ2接続ソフトをダウンロードしていたり。

普通のサイトではこんなことは考えなくていい訳です。何故なら普通のサイトは「訪問者を迷わせない(=行きたいページに迷わず行けるようにする)」ことを目標としているから。別に「一つのウェブページは一つのhtmlファイル(とそこから呼び出される画像やらCSSやらファイル)で構成されている」ということすら知らなくても普通のサイトで迷うことなんかないでしょう。というか迷わせないサイトが「良いデザインなサイト」でしょう。「閲覧者を迷わせランキング投票とかを行わせる」ということを目的としたアダルトサイトはその対極にある。

・・・と、まぁ二回に渡りウェブの恐ろしさ(というほどのモノでもない気はするが)を書いてきました。次回からもうちょい「アダルトサイト巡回マニュアル」っぽい話になります。
アダルトサイトで学ぶHTTP基礎(3)
アダルトサイトで学ぶHTTP基礎(4)
アダルトサイトで学ぶHTTP基礎(5)
アダルトサイトで学ぶHTTP基礎(6)

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