MTの普及はCSS信者を増やしたのか
僕は正直に言うとtokix.netを運営していた2003年夏まで、そしてその後一年間弱をblogというモノと全く関わらずに生きてきたんですが、この「MovableType」というツールが一般的なサイト運営者に与えた影響は凄く大きいように、今MT解説サイトやらを見ていると思うのですよ。「MT以前」・・・こういう言い方をするのは凄く嫌なんだけど・・・の僕から見て一番不思議なのが、W3C信者をウザいなぁと思う一般的な運営者がCSS信者になってることなんですね。実に不思議だ。
これは「文字サイズは絶対指定すべきか相対指定すべきか」という苔の生えた議論なんかだと顕著なんですが
- やっぱり一般的なユーザーはIEの文字サイズをデフォルト(中)にしてる訳で、その状態で見て見やすいようにすべきだよ
=絶対指定するか或いは相対指定で本文を90%とかにすべきだ - そんなのは閲覧者側の怠慢だ
=本文を100%にしないのは変
この議論の焦点が、つまり「CSSをどう使うか」になっている。僕は、運営するこのサイトが見ての通り本文100%なんですがそれは「つーかウチのサイトの読者(正確にはかつての読者)という時点でいくらなんでも文字サイズ中にして『文字デカいなぁ』と思ってるヤツはいねーだろ」という「運営者の驕り」であり「怠慢」なので放置して欲しいんですが、心情的には1側で、つまり「W3C信者ではないです」。
で、つまり「W3C信者でない」一般的なサイト運営者が「やっぱり多数派はデフォ設定なのよね」と思った時に何故下記の方法を使わないのかが解せない。
<font size=2>本文</font>
「解せない」と書いたけど実は何となく理由は推測できて、つまりMTってCSS前提なんですよね。「あらゆる要素はdivかpに入って、そのdivなりpなりに対して共有cssファイルで指定を行う」ということが前提になっている。なので上記の「苔の生えた議論」がいつの間にか「CSSは前提なんだがその上でCSSをどう使うか」になっている。・・・ように、僕には見えます。
何故font size指定を勧めるかと言えば理由は単純で、より多くの人間に対応できるから。単純なサンプルを見せると
- ヤフー:http://www.yahoo.co.jp/
例えば「ショッピング」とかいうあらゆる本文はsize=2です(「smallタグ」=「font size=2」) - フレッシュアイ:http://www.fresheye.co.jp/
例えば「天気」とかいうあらゆる本文はsize=3です
二つのサイトで文字サイズを中にしたり小にしたりすれば差は歴然でしょう。つまり「size=3は文字サイズ次第で実際のサイズが大きく変わるがsize=2は変わりにくい」。これはもうIEが設計おかしいだけであってそれ以上の理由ではないですが(あとNNやOperaは最小フォントサイズを指定できるのでちゃんと使い込んでる人なら「読みにくい」ということはないし残念ながら「ちゃんと使い込んでない」人はそもそもNNやOperaなんざ使わない/Mac版IEやらは知りません)。
僕は一番最初に触れた議論に対し何ら「こっちが正しい」と言う気はないですが、「一般的な読者」を想定し「その一般的な読者の閲覧を想定する」なら、font sizeを無視するのは損です。CSSで90%とかやると、それは「文字サイズを中にしてる人にとっては読みやすく、小にしてる人にとっては読みにくい」サイトになる。size=2なら「中でも小でも読めるサイト」になる。
もちろんfont sizeなんてのは、というかむしろfontタグ自体がW3C的にはあり得なくていずれブラウザから廃止されるっていう超既出にして延々と(多分永遠に)実現しない話は知ってます。ので「その議論に踏み込む気はない」のです。自分が想定する来訪者にとって読みやすいということは重要だ、というその部分で共感するので「そのための手段を自分でわざわざ狭めていませんか?(ここで触れたfont sizeなんかはその最たるところで)」と言ってみます。
最後に、「一般人にとってのアクセス性」を最優先にしつつCSS信者ってのは立ち位置として極めて中値半端ですよ?と反論想定をしつつ終わり。

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